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2013.12.25 (Wed)

【男のボロ布】507XX【LEVI’S50’s】

時は1952年

今から61年前まで遡ります



どうも!よっちんです!



先日紹介した517XX

このモデルのブランケット無しモデルが

50’sリーバイス507XX

通称セカンドジャケット

1952年から1962年までの

10年の間生産された

ヴィンテージリーバイスの中でも

とてもメジャーで今もなお人気

ヴィンテージモデルだ



そんなセカンドジャケットが

こちら




コレクションの中でも

そこそこ色濃くダメージの少ない逸品だ





ブランケット付きの517XXと比べると

全体的なボリューム感は欠けるが

裏地が無い分独特の色落ち

アタリ、ヒゲが目に付く



両胸のポケットのフラップ裏は

ライトオンスデニム(薄手のデニム)

ボタン裏刻印は17





両面レッドタブ

袖、裾チェーンステッチから

紙パッチ後期型と推測される











当時のXX生地独特の

洗った際にデニムが縮む

捻れ、ヨレ、シワは

ヴィンテージリーバイスのご愛嬌^^;

AGRさんのブログを拝見すると

手洗いの後の乾燥前にある程度クセを戻してあげると

カールされた生地が多少矯正されるそうだが

このフラップの自然に出来たカールが

復刻版には出せない

独特のヴィンテージらしさがある為

戻してあげるつもりは無い^^;





ウエスト調節用のベルトも

例に漏れずクセが付いてカールしてます








正面のプリーツ部

ボックスステッチの欠損や飛びは

多数あるものの

得意のアクリル糸で上からなぞり縫い

これ以上ほつれないように

風合いを残しつつ補修します









そう言えばこのセカンド

入手した時点でカフス接続部が

穴開いて半分脱落していたんだ



手頃なデニム生地を裏から当てて

袖を補修します




ここで問題が…




この時代のリーバイスって

ステッチの錦糸を2色使っているんです

・イエローステッチ

・オレンジステッチ


この部分はイエローステッチなので

大田区蒲田の巨大手芸専門店

ユザワヤに出向き

似たような色のミシン糸を購入し

補修するが

新しい糸の光沢が既存イエローステッチと

マッチしないんだわ…これが

言われなければ誰も気にしない所だが^^;

それ以外はとても上手く

脱落したカフス部の補修が出来たと思う






襟部分もお約束のほつれ

擦り切れが多数あり

ミシンで叩いて補修を試みるが

大穴の開いた穴をいくら叩いても

生地の厚さは変わりません





この襟の補修は

手頃なライトオンスデニムを

現物襟の形状に加工し

大穴部より生地を中に挿入し

穴部を中心に襟全体をアクリル糸で

ひたすら叩いて補修します





これだけ厚みを付けて補修すれば

もう擦り切れる事は無いでしょう



補修して目立たなくなっているが

襟同様に袖部も大穴が開いており





こちらの穴も裏から適当な

ライトオンスデニムを当て

目立たぬように叩きます



が…

実はこの作業が困難を極めます

ショルダーに近かったり

カフス部に近かったら作業は楽ですが

穴は袖の中心部

ただでさえ細いスリーブを裏返し

極小範囲をミシンで叩く

袖のステッチを解体し開いたら

どんなに楽だろうか^^;



しかしここも前述の通り

ダブルステッチがよりによって

イエローステッチ&オレンジステッチ

ご丁寧に各一本ずつ縫ってあります…


地道に狭い作業範囲で

超苦労して縫いました







1952年…

1945年の終戦から7年後に登場した

507XX通称 2ndジャケット

当時のアメリカ人は一体どんな

オートバイに乗っていたのか?



ハーレダビッドソン

パンヘッド(1948)





パンヘッドとセカンドかぁ

想像するだけで

スティーブ・マックイーンがイメージされる…




一方

当時の日本人は一体どんなオートバイに

乗っていたのか?


日本楽器製造(現ヤマハ発動機)が作ったオートバイ第一号

YA-1(1955)



写真は第一回浅間火山レース125cc部門

1位から4位までYA-1が独占したという…




そんな時代に作られた

ヴィンテージジャケット








1952年

終戦から7年

LEVI’S 507XX

俺の愛すべきボロ布



関連記事
【男のボロ布】506XX【LEVI’S 20’s】
【男のボロ布】517XX【LEVI’S 50’s】
【男のボロ布】557XX【LEVI’S 60’s】
【男のボロ布】70505【Levi’s70’s】


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*Comment

よっちんさん、

クリスマスの日に507XXを持ってくるとは、しかもこの内容の濃さ、惹きつけられる文章、このブログ記事、最高です!!

この記事は507の検索で必ずトップ3に入ると思います。検索の順位はあくまでも検索エンジンのアルゴリズムなので、どうでもいいですが、私の中では、この記事は歴代の507関連のネット上のコンテンツの中でダントツの一位です!!

"手洗いの後にクセを戻してあげると

カールされた生地が多少矯正されるそうだが"

これは私のブログ記事からでしょうか?

”このフラップの自然に出来たカールが

復刻版には出せない

独特のヴィンテージらしさがある為

戻してあげるつもりは無い^^;”

大笑いしながら読みました。確かにこのフラップの反り返りはオリジナルならではのものですね!

ちなみに50年代を代表する映画スターでジーンズでもなじみ深い、マーロンブランドとジェームスディーンの愛用したオートバイはトライアンフです。ジミーはブランドの影響を強く受けています。

AGR |  2013.12.25(水) 11:57 |  URL |  【コメント編集】

■AGRさんへ

どうも!

ハッピーホリデー!

おっしゃる通り手洗いの後の矯正のくだりもそうですが
AGRさんのブログ記事はとても読み応えがあり
時代背景の取り込み方といいとても参考になります!

当時の映画俳優が自国のハーレーでは無く英国のトライアンフを乗るあたり
日本の芸能界のハーレーフリークが多い事に繋がりますね
よっちん |  2013.12.25(水) 12:36 |  URL |  【コメント編集】

よっちんさん、

お返事ありがとうございます。後、記事中に私のブログのリンクまで追加して頂き、恐縮です。正直、入れて頂くのはもったいないと思っています。ご配慮、感謝致します。

私はヴィンテージの製品の生まれた時代のことを考えたりするのが好きです。よっちんさんの記事でもオートバイで結びつけているのが、興味深く、また、共感できるところがあります。

50年代、この507XXが作られていた時は、特にオートバイ乗りの若者との関わりが強かった様です。終戦後、戦争から帰って来た若者達が、平和な日常生活に適合できずに、冒険的なものを求めて、オートバイが爆発的に売れたそうです。その頃に506XXからモデルチェンジして507XXが生まれました。

私もその前にコメントした後に、「マーロンブランドはお金は問題ないので、あえて一味違う英国のトライアンフにしたのかな?」と思いました。当時の若者達のほとんどは国産(米国)のモータサイクルに乗っていたと思います。

それを日本の芸能界のハーレーフリークと結びつける視点は、さすがよっちんさんらしい見方だと思いました。
AGR |  2013.12.26(木) 03:58 |  URL |  【コメント編集】

■AGRさんへ

どうも!
AGRさんのブログはとても参考させて頂いております。
きっと、それが無かったら私のコレクションは生涯ブログで紹介する事は無かったでしょう。
お蔭さまでますますヴィンテージに対する愛着が湧いてきました(*´ -`)(´- `*)
これからも何かと参考にさせて頂きたいと思います!
よっちん |  2013.12.26(木) 09:38 |  URL |  【コメント編集】

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